こんにちは、ねこまるです。
私は大学時代にうつ病と診断され、現在は躁うつ病の診断を受けて治療中ですが
最近になって周りにもいろいろ自分の事情を話せるようになってきました。

ブログでこうしてうつ病の話ができるのもそのうちの1つです
周りに話していて、1つ感じることがあります。
うつ病の経験がない人や、周りにうつ病がいない人はふんわりとしかうつ病のことを理解してないなということ。
たしかに私自身、自分に関係のない病気について調べることってほとんどないです。
どんな病気でも言えることですが、特にうつ病はいつ誰が罹ってもおかしくない病気だと思っています。
だから今日はうつ病のことを簡単にでも知ってほしいと思ってこの記事を書いています。
・自分はうつ病に無縁だと思ってる方
・周りにうつ病患者がいる方
・躁うつ病というワードを聞きなれない方
・もしかしてうつ病かもと思ってる方

かかりつけ医から聞いた話や自身の経験に基づいて話していくよ!
うつ病とは
うつ病は、簡単に言うと、気分や意欲の低下といった精神的症状や不眠、倦怠感などの身体的症状が現れることのある病気です。

うつ病の原因は1つに絞ることが難しく、日常生活のストレスや疲労などが複雑に作用しあい、脳の働きが低下することで引き起こされると言われています。
精神論で解決できるものではなく、程度に差はあれど治療が必要な病気です。
うつ病の種類
うつ病には、症状の現れ方や病気の原因、重症度などによって様々な分類があります。
以下、症状の現れ方で分類される”単極性うつ病(うつ病)”と”双極性障害(躁うつ病)”について説明していきたいと思います。
単極性うつ病(うつ病)
単極性うつ病は、うつ状態だけがみられる病気です。

うつ状態では、気分が落ち込んだり、眠れなくなったり、疲れやすくなったりするという症状がみられます。
このような症状が2週間以上続き、何をしても気が晴れないといった場合にはうつ病を疑ってみてもいいかもしれません。

双極性障害(躁うつ病)
双極性障害は、うつ状態と躁状態を繰り返す病気です。

躁状態とは気分が高まっている状態のことをいいますが、その程度によって双極Ⅰ型(激しい躁状態を伴う)と双極Ⅱ型(比較的軽い躁状態を伴う)に分けられています。
躁状態では、活動的になって眠らなくなったり、お金の使い方が荒くなったり、攻撃的になったりします。

躁状態の場合はそれを病気だと認識できない場合が多く、うつ病と躁うつ病の見分けは難しいと言われています。
特に双極Ⅱ型の場合は、Ⅰ型と比べて躁状態が激しくないためうつ病と診断されがちです。
うつ状態と躁状態の症状
うつ状態と躁状態の症状を思いつく限り上げてみました。

当てはまる項目が多くて気になる方はチェックシートの活用をおすすめします。
“うつ病 自己チェック”、”躁うつ病 セルフチェック” などで検索をかけると、様々な会社やクリニックのチェックシートを使用することができます。
主な治療法
❶十分な休養

十分な休養とることは、うつ病治療の基本です。
「早く直さなければ」と焦ってしまいますが、”休む”ということを強く意識することが重要です。
治療初期、特にうつ状態では、”〇〇しなければ”ではなく“〇〇したい”と思うことに合わせて生活していくのが良いと思います。
また、この段階では周りの方は干渉しすぎない方がいいかもしれません。
周りからの言葉で、「きちんとした生活を送らなければ」とより強く思ってしまうと余計無理をしてしまいます。
❷薬物治療

薬による治療もうつ病には欠かせません。
抗うつ薬や気分安定薬といった治療薬が主に処方され、患者の症状によっては睡眠導入薬なども処方される場合があります。
抗うつ薬や気分安定薬には、副作用として食欲増進や眠気などが含まれる薬もあります。
不眠、食欲低下などの症状がある方はあらかじめ医師に伝えておくことで、より適切な治療薬を処方してもらえます。
基本的にうつ病の治療薬はすぐに効果が出るものではありません。
薬の副作用を抑えるために、少量から服用を開始し、2週間ほどかけて適切な服用量に調整していくためです。
❸カウンセリング
カウンセリングは主に再発予防として行われることが多いです。
医師やカウンセラーなどと話をしながら、うつ病の原因となった出来事を振り返って対処法を学び、調子のよい状態を保つために行われるのがカウンセリングです。
まとめ

- 症状別でみると、うつ病は2種類ある(うつ病と躁うつ病)
- 躁うつ病は診断が難しく、うつ病と誤診されやすい。
- うつ病の治療では十分な休養と薬の適切な処方が大事
躁うつ病に関しては特に、知らなかった方も多いのではないかと思います。
この記事がうつ病に興味を持つきっかけとなれば嬉しいです。
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